産後の膝痛改善10個のポイント【西宮の骨盤整体院が解説】

2025年10月5日

産後の膝痛改善ポイント

西宮の鳴尾ぴっと骨盤整体院です。

当院は

  • 産後の骨盤矯正やマタニティ整体
  • 慢性的な肩こり・腰痛の改善

これらを得意とする専門整体院です。
今回は、出産後に増えやすい膝痛(ひざ痛)について
今日からできる対策をわかりやすくまとめました。

当院は多くの産後ママの骨盤矯正をさせて頂いておりますが
産後に膝に痛みがある方は不調や症状が重かったり
膝痛以外にも体の不調期間が長い方が多いです。

もし、あなたが妊娠中からや産後に膝の痛みを
抱えているのであれば今回の記事を参考に改善のヒントに
して頂ければと思います。

なぜ、産後は膝が痛くなりやすいの?

産後の膝痛は、膝そのものだけでなく
体の“使い方の連鎖が関係します。

靭帯のゆるみと筋力低下

妊娠・出産期のホルモン(リラキシン)の影響で
関節支持が弱く、膝がブレやすくなります。

また、妊娠中の姿勢や歩き方のまま
産後の生活を送っている方も多いです。

この結果、筋力低下にも繋がります。

この靭帯のゆるみ(体の不安定さ)と
筋力低下によって膝の負担が増え痛みに繋がります。

骨盤などの骨格の歪みやダメージ

出産後は骨盤が後傾しやすく
股関節の軌道が乱れて膝への横ブレが増えます。

構造的に出産後は骨盤や股関節の変化や
ダメージがありますので、ケアのタイミングを逃しますと
膝関節の変形や痛みの慢性化に繋がるケースもあります。

育児動作の偏り

  • 片側抱っこ
  • 低い姿勢での家事
  • オムツ替え

これらの育児での姿勢や動き
膝に負担がかかります。

足元の問題

出産後は土踏まずが落ちやすく
過回内(かかとが内に倒れる)→膝内側に負担になります。

結果として

  • 階段の昇降
  • 立ち上がり
  • 抱っこ移動

これらの動作で
膝前面(膝蓋骨周囲)や内側
外側に痛みが出やすくなります。

肩こり・腰痛と同じく
骨盤と使い方のズレが背景にあります。

今日からのできる10個のポイント

  1. 授乳は「暗・静・ラク」

    授乳クッションで赤ちゃんの高さをママに合わせる
    沈むソファは避け、坐骨で座れる椅子+背もたれがオススメです
    常夜灯は暖色・低照度で再入眠を早く。
  2. 抱っこは左右交互+体幹近く

    片側だけの長時間抱っこは要注意です。
    赤ちゃんを体幹に寄せ、肩で支えないことが大事です
    ストラップは短く、重心を自分の近くへ。
  3. 持ち上げは“股関節ヒンジ”

    腰で曲げず、股関節からお辞儀
    荷物・赤ちゃんは体に寄せる
    ねじり+片脚は避ける。
  4. 立ち方は“足の三点支持”

    かかと・母趾球・小趾球に均等荷重。
    膝は伸ばし切らない
    みぞおちを1cmしまうと肋骨が骨盤の真上に。
  5. 歩き方は“後ろへ押す・親指離地”

    かかと→母趾球→親指側で静かに離地
    ベビーカーは肘を軽く曲げて体に近づけて押す。
    視線は3〜5m先を見るように心がけましょう。
  6. キッチン・洗面は“自分を上げる”

    作業台が低いなら踏み台で身長を底上げしましょう。
    前屈み固定を避けることも大切です。
  7. 洗濯・買い物は“左右分散”

    カゴやバッグは左右に分けましょう
    片側だけ重い荷物は負担の増加に繋がるため
    気をつけてみましょう。
  8. 寝姿勢は“膝下 or 膝間クッション”

    仰向けは膝下、横向きは膝間にクッションで
    骨盤のねじれを防ぎましょう。
    マットは中程度の硬さがおすすめです
  9. 45分ルール

    同じ姿勢は45分で一度リセット(2〜3分の立位・歩行)しましょう。
    正すより替える回数が大切です
    タイマーなどを使って意識できるとなお良いですね。
  10. 静かに長く吐く呼吸

    鼻で吸って、口をすぼめ6〜8秒吐く×5回。
    横隔膜と骨盤底が協調し、体幹が自然に安定。
    肩の力みが抜けます。

具体的なシーン別ポイント

授乳

  • クッション2枚で高さ調整
    → 前屈みゼロを目標。

  • 背もたれに軽く接地、足裏は全面接地

  • 片側授乳後は反対側で1回ストレッチ

抱っこ・寝かしつけ

  • 体幹に密着
    肘を身体に添わせる

  • 左右交互で5〜10分ごとにチェンジ。

  • ベビーカーはハンドルを近づけ
    肘軽く曲げて押す。

台所・洗面

  • 膝を伸ばし切らない+三点支持。

  • 低い作業は踏み台で自分を上げる。

床からの持ち上げ

  • 股関節ヒンジ体幹近くで。

  • ねじりは止めてから方向転換。

まとめ

産後の膝痛の正体は膝だけの問題ではなく
骨盤の配列変化×股関節の使い方×足(アーチ・かかと安定)の
連鎖で起こりやすいです。

妊娠・出産で生じる靭帯のゆるみ
抱っこ・前かがみ家事の偏りも拍車をかける。

まずは以下のできることから
ぜひはじめてみましょう。

  • 立ち方:三点支持+膝ロック回避
  • 歩き方:後ろへ押す/親指側で静かに離地
  • 階段:小刻み+お尻(股関節)で押す、下りは手すり併用。
  • 持ち上げ:股関節ヒンジで体幹に近づけて持つ。
  • ベビーカー:肘を軽く曲げて体に近づける
  • 抱っこ:左右交互+高め抱きで前方負担を軽減。
  • 台所・洗面:低い作業は踏み台で“自分を上げる”
  • 靴:踵カップ硬め×母趾球で曲がる、不安定厚底は避ける。
  • 座り方:坐骨で座る(柔らかソファは×)。
  • リズム:45分ルール静かに長く吐く呼吸
    深層ユニット(横隔膜・骨盤底・腹横筋)を呼び戻す。

シーン別の即効ポイントとしては

  • 授乳=クッションで赤ちゃんを自分に合わせる/背もたれ軽接地。
  • オムツ替え・沐浴=台を上げる or 踏み台で前屈み固定を回避。
  • 洗濯・買い物=左右分散+体幹近くで持つ。
  • 階段・坂道=痛む日は手すり・エレベーター優先

いかがでしょうか?
産後の膝痛の原因や気をつけるべきポイントは
ご理解頂けましたでしょうか?

産後の膝痛でお悩みでしたら今回の記事を参考に
改善のためにまずはできることから
やってみましょう。

もし、上記のセルフケで改善が難しかったり
早く効果的に不調の改善を望むのであれば
西宮の鳴尾ぴっと骨盤整体院にご相談下さい。

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