更年期の頭痛と不眠は自律神経の乱れが原因?西宮で解説

2025年11月24日

更年期の頭痛と不眠は自律神経の乱れが原因?西宮で解説

西宮の鳴尾ぴっと骨盤整体院です。

40〜50代に差し掛かり

  • 「最近、頭痛が増えた」
  • 「眠れない日が続く」
  • 「ずっと疲れている」

といった更年期特有のお悩みを抱える方が多く来院されます。

更年期は、女性ホルモンの変化が大きく
自律神経が不安定になりやすい時期です。

頭痛・不眠・倦怠感・肩こり・動悸・めまい・冷えなど
全身に広く影響が出やすいため
「体のどこが悪いのか分からない」
と困ってしまう方も珍しくありません。

このページでは、

  • 更年期におきる頭痛・不眠の根本要因

  • 自律神経と骨盤・姿勢がどう関わるのか

  • 日常生活で悪化しやすいポイント

  • 整体でできるサポートを、専門家の立場からわかりやすく解説します。

更年期の頭痛・不眠はなぜ起こるのか?

更年期(閉経の前後10年ほど)は
女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが急激に低下します。

エストロゲンの急な変動は
脳の「視床下部」という部分に強い影響を与えます。

視床下部は

  • 自律神経のコントロール

  • 体温調節

  • ホルモン調整

など、身体の司令塔のような働きをしています。

つまり、ホルモン変化=自律神経にもダイレクトに影響し、

頭痛・不眠・動悸・ほてり・情緒不安定・疲れやすさなどの症状につながるのです。

【仕組み①】自律神経のバランスが乱れる

エストロゲンの低下により、

  • 交感神経(活動・緊張)

  • 副交感神経(休息・回復)

    の切り替えがうまくいかなくなります。

すると、

  • 寝つけない

  • 夜中に目が覚める

  • 朝スッキリしない

  • 昼間ぼんやりする

  • 頭が重い

という自律神経症状が起こりやすくなります。

特に、更年期は**「夜に休めず、昼に疲れが蓄積しやすい」**のが大きな特徴です。

【仕組み②】血管反応の変化で頭痛が起こりやすい

エストロゲンには、血管を柔らかく保つ作用があります。

そのため更年期には、血管が

拡張しやすい → 片頭痛

収縮しやすい → 筋緊張型頭痛

どちらも起こりやすくなります。

また、血流が乱れると

  • 頭がズキズキ痛む

  • 後頭部が締めつけられる

  • こめかみが重い

などの頭痛を感じます。

気圧の変化や疲労、強いストレスで悪化しやすいのも特徴です。

【仕組み③】姿勢の乱れ・骨盤の後傾が首肩に負担を集中させる

更年期は筋力が落ちやすく、同時に骨盤周りの安定性も低下します。

その結果、

  • 骨盤が後傾

  • 背中が丸くなる

  • 首が前に出る(頭部前方位)

  • 肩がすくみやすい

    という姿勢崩れが起こりやすくなります。

頭は体重の約10%の重さがあります。

前に傾くと、その重さをずっと首・肩で支えるため

首こり → 血流低下 → 頭痛

という流れが起こります。

当院の臨床でも

「更年期の頭痛の多くは、姿勢崩れと呼吸の浅さがセット」

になっているケースが非常に多く見られます。

【仕組み④】呼吸が浅くなる

呼吸が浅くなると、横隔膜が硬くなり
自律神経の働きも低下します。

特に

  • 猫背

  • 巻き肩

  • スマホ首

これらがあると、胸郭がうまく動かず

酸素不足 → 血流不足 → 緊張増加となり
頭痛や不眠が悪化しやすくなります。

【仕組み⑤】睡眠の質の低下が昼間の頭痛を助長

更年期の不眠は「寝つけない」だけでなく、

  • 夜中に何度も目が覚める

  • 深い眠りが短い

  • 朝早くに目が覚める

    などの特徴があります。

睡眠の質が低下すると、脳が十分に回復できず

起床時の頭痛・ぼんやり感・倦怠感

が強くなります。

これは自律神経が夜に休めず、副交感神経が働いていないサインでもあります。

日常生活で頭痛・不眠を悪化させる習慣

更年期は「疲れやすい時期」であるため
何気ない習慣が症状を悪化させます。
以下の習慣は多くの方が当てはまるかと思いますので
一度確認してみて下さい。

  • スマホ・PCの見過ぎ(首の過緊張)
    首の角度が10°傾くと、首にかかる負荷は2倍になると言われています。
  • 冷え(特に下半身)
    血流が悪くなると片頭痛・筋緊張型頭痛どちらも悪化。
  • 夕方以降のカフェイン
    睡眠の質を低下させ、翌朝の頭痛につながる。
  • 運動不足
    筋力低下は姿勢崩れにつながり、頭痛を慢性化。
  • 深呼吸の不足
    浅い呼吸は交感神経優位になり、睡眠を妨げる。

今日からできる簡単セルフケア

鳴尾ぴっと骨盤整体院が推奨する
悪化予防のためのセルフケアです。

今日からできることなので
是非、取り入れやすいところから
取り組んで頂ければと思います。

  • 坐骨で座る(姿勢の基礎)
    骨盤を立たせ、背中を無理に伸ばさず「自然なS字」をつくる。
  • スマホは顔の高さに
    首の負担を減らし、後頭部の緊張を軽減。
  • 呼吸のリセット
    鼻から吸って、口をすぼめて6秒吐く。

    3〜5回で自律神経が落ち着きやすい。
  • ぬるめの入浴
    38〜40℃で10分、首肩の血流を回復させる。
  • 朝の光を浴びる
    体内時計のリセットで自律神経が整い、不眠が軽減。

鳴尾ぴっと骨盤整体院の頭痛・自律神経アプローチ

  1. 骨盤の配列を整える
    骨盤の歪みが姿勢・呼吸・血流に大きな影響を与えるためまずは土台を整えます。
  2. 首・背骨のアライメント調整
    頭の位置が安定すると、首肩の負担が減り頭痛が軽減。
  3. 呼吸改善(横隔膜アプローチ)
    浅い呼吸を改善し、自律神経の乱れを整えます。
  4. 生活導線の最適化
    スマホ姿勢・仕事姿勢・家事動作のクセを修正し、再発を防止。
  5. 更年期特有の体調変動を考慮した施術
    強すぎる刺激は避け、安心して受けられるソフトな整体です。

まとめ更年期の頭痛・不眠は「自律神経 × 姿勢 × 骨盤」が鍵

  • 更年期はホルモンの急変により、自律神経が乱れやすい

  • 姿勢の崩れ・呼吸の浅さが頭痛や不眠を悪化させる

  • 骨盤を整えることで、全身のバランスが安定し症状が軽減しやすい

  • 整体は「薬では変えられない部分」をサポートできる

更年期の不調に悩む女性は多いですが、

原因を理解し、身体の土台から整えることで、毎日が本当にラクになります。

西宮で更年期の頭痛・不眠でお悩みの方は、

鳴尾ぴっと骨盤整体院へお気軽にご相談ください。

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