エネルギーはこうして作られてます!
2019年10月2日
皆さま、こんにちは!
先日9月26日は何の日かご存知ですか?
実は「大腸の日」なのだそうです。
なぜ、この日が「大腸の日」かと言いますと、
数字の9が大腸の形に似ていることと、
健康に必要な腸内フローラの語呂合わせから
制定されたそうです!
私は学校の先生から教えて頂いて、
初めて知りました!
さて、今回は
人間が生きるために必要な
エネルギーの生成過程について
ご紹介致します!
エネルギーの生成で重要なのは、
『ATP(アデノシン三リン酸)』
と呼ばれるエネルギー源となる物質です。
これは、名前にもあるように
リン酸を3分子含む物質で、
このリン酸の1分子が
結合したり離れたりすることで、
生きていくために必要な
エネルギーの放出・貯蔵や
物質の代謝・合成を行なっています。
ATPは人間に限らず、
全ての生物にとって重要な物質なので、
『生体のエネルギー通貨』
と呼ばれています。
人間の体では、
エネルギー源であるATPが
いくつかの経路によって生成されています。
大きく分けて
・無酸素系
・有酸素系
の2つですが、
この内、無酸素系はさらに
・クレアチンリン酸系
・解糖系
の2つに分けられます。
これらはその名前の通り、
酸素を使わずにATPを作り出す過程と、
酸素を使ってATPを作り出す過程になります。
目次
3つのATP生成過程とは?
では、
- クレアチンリン酸系
- 解糖系
- 有酸素系
の3つのATP生成過程について
簡単にご説明します!
クレアチンリン酸系
筋肉内に元から存在する
クレアチンリン酸という物質を使って、
ATPを生成します。
3つの中で最も早くATPを生成するため、
瞬間的に大きな力を発揮することができます!
しかし、筋肉内のクレアチンリン酸は
約8秒で無くなってしまうので、
それ以上の運動は
他のATP生成過程で
エネルギーを作らなければなりません。
約8秒と言いますと、
50m走を一回走れる程の時間ですね!
解糖系
炭水化物からできる
グリコーゲンという糖を分解して
ATPを生成する過程です。
3つの生成過程のうち
2番目に早くエネルギーを供給でき、
クレアチンリン酸よりも
長い時間の運動が可能です!
しかし、解糖系の副産物として
『乳酸』と呼ばれる物質が生成され、
筋肉が酸化されることで
体がだるいように感じてしまう
という面もあります。
有酸素系
酸素を利用しながら
体内の脂肪や、
解糖系で生成された乳酸を分解して
ATPを生成します。
ATP生成過程の内エネルギー供給が
最も遅い過程になりますが、
最も長くATPを作り続けられます!
ダイエットに有酸素運動が
効果的と言われているのは、
運動のエネルギーが脂肪から
生成されているからです!
ちなみに、有酸素運動には
ウォーキング、ジョギング、水泳、
サイクリング、エアロビックダンス等があり、
これらの運動を20分以上継続すると、
ダイエットに効果的です!
まとめ
ATPは運動はもちろん、
細胞内の化学反応から
DNAの複製まで、
生物が生きるためには
欠かせない物質です。
普段あまり意識することはありませんが、
食事から得た糖や脂肪を利用して
今回ご紹介した3つの過程から
生体のエネルギー源となる
『ATP(アデノシン三リン酸)』
が生成されていることを
少しでも知って頂けたら嬉しいです!
鳴尾ぴっと骨盤整体院
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