筋肉内には2つのタイプの繊維があります!
2019年10月6日
皆さま、こんにちは!
10月になりましたが、
未だに暑い日が続いていますね。
この暑さは、
台風による暖かく湿った空気や
温帯低気圧による強い南風が
原因だそうです。
10月は運動会や、
連休がありますので、
運動や外出の際には、
暑さに十分ご注意ください!
本日は、身体活動に大きく関係する
『骨格筋』と呼ばれる筋肉について
ご紹介致します!
骨格筋とは字の通り、
骨格に沿って存在する筋肉で、
関節を動かしたり、
姿勢を保ったりすることが、
主な役割になります。
目次
役割が違う2つの筋繊維とは?
骨格筋は、『筋繊維』という
繊維状の細胞が何本も束になって
構成されているのですが、
この『筋繊維』はその特徴によって
- 遅筋繊維
- 速筋繊維
の2つに分類されます!
遅筋繊維
持久系の運動で力を発揮する筋繊維です!
筋繊維が赤く見えることから、
『赤筋繊維』とも言われています。
遅筋繊維の中には、
筋肉に酸素を送るのに必要な
『ミオグロビン』や
エネルギー生産に欠かせない
『チトクローム』という
赤いタンパク質が多く含まれています。
これらのおかげで、遅筋繊維には
酸素とエネルギーが常に沢山あるため、
持久力が必要な有酸素運動
- マラソン
- 遠泳
- エアロビックダンス
等に適しています!
速筋繊維
瞬発的な運動で力を発揮する筋繊維です!
筋繊維は白く見えるため
『白筋繊維』とも言われています。
速筋繊維は遅筋繊維に比べ、
体積が大きい筋肉です。
筋の収縮速度が
遅筋繊維の2~4倍も速く
1回の動作でより大きな力を
発揮することができます。
しかし、遅筋繊維に多く含まれる
『ミオグロビン』、『チトクローム』は
少ないため、持久力はなく、
短時間でパワーを発揮する無酸素運動
- 短距離走
- 相撲
- 重量挙げ等
に適しています!
魚に例えた分かりやすい解説
遅筋繊維と速筋繊維の2つは
よくマグロとヒラメの身に例えられます。
マグロは回遊魚で
24時間ずっと泳ぎ続ける魚です。
マグロのお刺身が赤いのは、
長時間の泳ぎを可能にしている、
遅筋繊維の赤さになります!
一方でヒラメは、
普段は海底でじっとしていて、
獲物を捕獲する時に
すばやく動く魚ですよね。
ヒラメのお刺身が白いのは、
瞬発的な動きを可能にしている、
速筋繊維の白さになります!
人間の骨格に当てはめた効果的な鍛え方
人間の骨格筋は、
このタイプの違う2つの筋繊維が
1つの筋肉内に
モザイク状で存在しています。
そして、
浅層部にあり
関節を動かす役割を持つ筋肉
(アウターマッスル)
は短時間での力発揮が必要なため、
筋繊維には速筋繊維が多く、
逆に、深層部にあり
体幹を支持する役割を持つ筋肉
(インナーマッスル)
は長時間の力発揮が必要なため
筋繊維には遅筋繊維が多く含まれます!
ぴっとでお腹周りにパットをつけて
トレーニングをされている方は、
主に体幹を支える
インナーマッスルを刺激しています!
このトレーニングによって、
遅筋線維を多く含む
インナーマッスルが鍛えられ、
安定した姿勢を維持することが
出来るようになります!
遅筋繊維、速筋繊維の
体内全体での比率は、
生まれつき決まっており、
多くの方で5:5程度になります。
また、トレーニング等で、
この比率を劇的に変えることは
できないのですが、
それぞれの筋繊維の機能を
高めることは可能です!
持久的な運動に適した遅筋繊維を鍛えるトレーニング方法
- ランニング、水泳等の有酸素運動
- 小さい負荷でゆっくりと時間をかけて 行うトレーニング
効果
- ・持久力が上がる
- 有酸素運動は脂肪を燃焼するのでダイエット効果が期待できる
瞬発的な運動に適した速筋繊維を鍛えるトレーニング方法
- 大きい負荷を用いたトレーニング
- 少ない回数でスピードを速めて行うトレーニング
効果
- 瞬発力が上がる
- 筋肥大しやすく、筋肉量が増えるため、基礎代謝があがる
まとめ
今回ご紹介させて頂いたように、
骨格筋を構成する筋繊維には、
遅筋繊維と速筋繊維があり、
その特徴や役割、
トレーニング方法、トレーニングの効果が
それぞれ異なります!
競技としてのスポーツや
体系維持のための運動など、
ご自身の目的に応じて、
上記のことを少しでも活用して頂ければ、
うれしいです!
鳴尾ぴっと骨盤整体院
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