軟骨の老化を予防しましょう!
2019年07月22日
皆さま、こんにちは!
どんよりとした日が続いていますが、
暦の上では毎年7月22日、23日頃に
「大暑」となり、
いよいよ夏も本格的になってきます!
お出かけやイベントに参加される機会も
増えると思いますので、
体調を崩されないよう、
充分な暑さ対策をお願い致します!
本日は、【変形性膝関節症】について
書かせて頂きます!
変形性膝関節症とは
様々な原因により、
膝に水が溜まったり、
膝の内側に痛みが生じたりする病気です。
皆さまの中に、
立ち上がりや歩き始めに
膝が痛いなと感じている方はいらっしゃいませんか?
このような症状をお持ちの方は、
もしかしたら初期の変形性膝関節症かも知れません。
更に酷くなってしまいますと、
正座や階段の昇降が困難になったり、
動かしていない時でも膝に痛みがあったり、
関節が拘縮して膝が変形してしまったり、
などの症状が出てしまいます。
では、なぜこのような症状が出てしまうのかと言いますと、
《膝関節の軟骨の老化》が大きな原因になります。
膝関節を作る[太もも]と[すね]の骨の先端には、
関節の動きを滑らかにする軟骨が付いていますが、
この軟骨は年齢と共に弾力性を失い、
使いすぎによってすり減ってしまいます。
そうすると、骨と骨が直接ぶつかることになり、
骨が変形して、痛みが生じてしまいます。
主に内側の軟骨がすり減るので、
膝の内側に痛みを感じます。
加齢以外の原因としましては、
□肥満
→膝にかかる負担が多くなります。
□運動不足
→下肢の筋力低下が膝への衝撃を大きくします。
□骨折などの怪我の経験
などが挙げられます。
高齢になるほど罹患率が高くなり、
50歳以上の人口の内、
男性で約50%、
女性で約70%に変形性膝関節症の症状が
見られるそうです。
女性に多い原因としましては、
□骨形成ホルモンの減少
→女性は閉経に伴い、骨形成に関わるエストロゲンというホルモンの分泌が少なくなり、骨が脆くなります。
□内側に向きやすい膝
→女性は男性に比べて、膝が内側に向きやすいため、その部位により負担がかかります。
などになります。
変形性膝関節症は、
軟骨がすり減ってしまうことで起こりますが、
軟骨は血流が乏しい組織なので、
一度傷つけてしまうと回復がとても難しいです。
そこで、大切なのは「予防」になってきます!
予防方法は、
・太ももの筋肉(大腿四頭筋)を鍛える。
→膝の運動をサポートして、膝を衝撃から守ります。
・なるべく正座を避ける。
・肥満の方であれば減量を行う。
・膝周りを温めて血行を良くする。
などがあります!
本日は、変形性膝関節症の予防のための
太ももの筋肉(大腿四頭筋)を鍛える
エクササイズをご紹介致します!
★エクササイズPart1
①椅子に浅く腰かけて、背筋を伸ばします。
②両手は椅子の縁を掴みます。
③片方の脚を床と平行になるまで上げます。
④その位置で10秒程キープします。
⑤ゆっくりと元に戻します。
⑥左右10回程行います。
★エクササイズPart2
①マットなど柔らかい床の上に両脚を伸ばして座ります。
②片方の膝の裏に、折り畳んで高さを出したタオルを入れます。
③タオルを押しつぶすように、脚に力を入れます。
④力を入れたまま10秒程キープします。
⑤ゆっくりと元に戻します。
⑥左右10回程行います。
変形性膝関節症は、40歳を超えたら
どなたでもなってしまう可能性がある
身近な病気です。
しっかりと予防しましょう!
また、少しでも膝に痛みがある場合の運動は、
膝に体重がかかってしまうランニングではなく、
自転車や水泳がおすすめです!
鳴尾ぴっと骨盤整体院
ご予約、お問い合わせの際はお電話にてお願い致します。
0798-56-8036