スポーツでの急な痛み!肉ばなれの原因と注意点
2020年08月6日
皆さま、こんにちは!
8月になりましたね!
今月のブログでは、
【スポーツで起こる怪我】についての
「どんな痛みが出るの…?」
「怪我を予防するために気を付けることは…?」
といった疑問を解決していきたいと思います!
夏休みやお盆休みで、
スポーツをする機会も増えますよね。
私たち鳴尾ぴっと骨盤整体院は
骨盤や姿勢の矯正はもちろん
スポーツでの怪我の改善や予防も得意です。
怪我無く楽しめるよう、
今月の記事を参考にして頂ければ嬉しいです。
今回のテーマは、
【肉ばなれ】です!
スポーツで起こりやすい怪我の一つで、
スポーツの経験がある方は
一度は耳にしたことがあると思います。
内容としては
- 肉ばなれの原因
- 肉ばなれの症状
- 肉ばなれの予防法
についての記事になります。
目次
前半目次
肉ばなれとは…?
♦肉ばなれのメカニズム
♦肉ばなれが起きやすい部位ランキング★
“スポーツ中”の肉ばなれ
♦要注意!肉ばなれが起きてしまう瞬間
♦肉ばなれの原因は○○不足…
後編目次 *8月8日(土)更新
肉ばなれで現れる症状
♦軽度の肉ばなれ
♦中等症の肉ばなれ
♦重症の肉ばなれ
スポーツ中の肉ばなれの対処法
♦肉ばなれの予防としてできること
♦もしも肉ばなれが起こってしまったら
肉ばなれとは…?
肉ばなれのメカニズム
『肉ばなれ』という言葉はもともと、
スポーツ競技者の体験からつけられた呼び名で、
「急に筋肉が切れたように感じて、
痛みや脱力感などが出てくる状態」
を意味します。
多くの場合は、
“急に筋肉が切れたような…”の時に
肉ばなれを起こす筋肉が
『遠心性収縮』をしています。
この『遠心性収縮』というのは、
筋肉が縮もうとしながら伸ばされる
という収縮の仕方なのですが、
少しイメージしにくいと思いますので
こちらをご覧ください!
この遠心性収縮では、
とても大きな力が発生するため、
筋肉と骨を繋いでいる腱という部分が
その力に耐えられなくなり損傷します。
これが肉ばなれです。
肉ばなれが起こりやすい筋肉ランキング★
肉ばなれがどうやって起こるのか、
分かって頂けましたか?
では、ここで少しクイズです。
次の3つ筋肉の内、
一番肉ばなれが起こりやすい筋肉は
どれでしょう?
①下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)
②大腿四頭筋(太ももの表の筋肉)
③ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)
正解は…
③のハムストリングス(太ももの裏の筋肉)
でした!
ちなみにこの3つが
肉ばなれが起こりやすいランキングの
上位3つの筋肉で、
並び変えると、
1位:ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)
2位:下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)
3位:大腿四頭筋(太ももの表の筋肉)
こうなります。
この3つの筋肉には
- 下半身の大きな筋肉
- 2つの関節に繋がる筋肉
という2つの共通点があり、
大きな力を発揮できて、
関節の曲げ伸ばしの影響をより受けることからも、
肉ばなれが起こりやすい筋肉となります。
“スポーツ中”の肉ばなれ
要注意!肉ばなれが起こりやすい瞬間
スポーツ中でも、
肉ばなれが起こりやすい瞬間は、
筋肉が『遠心性収縮』をしたときですが、
今回は、
肉ばなれが起こりやすいランキング
上位3つの筋肉に絞って、
どんな動作で遠心性収縮をしているのか、
どんな時に肉ばなれが起こりやすいのかを
見ていきましょう!
ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)
ハムストリングスが遠心性収縮をする瞬間
ハムストリングスは膝が伸びると同時に
引き延ばされるので(遠心性収縮)、
ここで肉ばなれが起こりやすいです。
下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)
下腿三頭筋が遠心性収縮する瞬間
ジャンプの前に踏み込んでいるときは
下腿三頭筋が縮んでいるのに、
ジャンプしたとたんに
ピンと伸ばされるので(遠心性収縮)、
この瞬間に肉ばなれが起こりやすいです。
大腿四頭筋(太ももの表の筋肉)
大腿四頭筋が遠心性収縮する瞬間
ハムストリングスとは逆で、
大腿四頭筋は膝が曲がるときに
引き伸ばされるので(遠心性収縮)、
ここで肉ばなれが起こりやすいです。
肉ばなれの原因は○○不足…
肉ばなれを起こしやすい3つの筋肉が
遠心性収縮をしているのは
・走っているとき
・ジャンプをするとき
・ボールを蹴るとき
などのスポーツ動作の時で、
色々なスポーツで出てきます。
しかし、
この動作が出てくる場面で
毎回肉ばなれが起こるのかというと、
当然違いますよね。
肉ばなれが起こる背景には、
『遠心性収縮』と、もう一つ、
『筋肉のコンディション』
が大きく関係します。
スポーツ中の遠心性収縮によって発生する
大きな力に耐えることができれば、
肉ばなれが起こる確率はぐんと減ります。
ですが、
- 筋肉の柔軟性“不足”
- 筋肉のトレーニング“不足”
- 筋肉の疲労回復“不足”
- 運動前の準備体操“不足”
- 運動中の水分“不足”
このような○○不足で、
筋肉のコンディションが低下していると、
筋肉が遠心性収縮のときの力に耐えられず
肉ばなれが起こりやすくなります。
まとめ
いかがでしたか?
スポーツ中によく聞く
【肉ばなれ】が起こる仕組みや、
起こりやすいスポーツ動作、原因など、
ご理解頂けましたか?
もし、スポーツ中の急な動作や日常生活で
肉ばなれが起こってしまった場合は
自己流でケアせず安静にし、
その後プロの意見を聞くのが得策です。
そのまま放置してしまうと
怪我した箇所以外に
全身に痛みやゆがみが広がってしまい
とても危険です。
後編では、
肉ばなれで生じる症状や、
今回の内容を踏まえて
肉ばなれを予防する方法、
もしなってしまったときの対処法などを
ご紹介致します!
是非ご覧ください!
8月8日(土)の更新です。
姿勢のゆがみやお身体の不調
また、スポーツ活動での
関節や筋肉の痛みなどでお悩みの方は
一度プロにご相談することをお勧めいたします。
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