慢性腰痛と頸椎の関係性:長年の腰痛が回復した症例
2024年10月21日
こんにちは、西宮の鳴尾ぴっと骨盤整体院です。
当院には、日々さまざまな症状でお悩みの患者さんが通院されていますが
その中でも特に多いのが慢性腰痛です。
慢性腰痛の原因が明確に判明することは少なく
約85%が原因不明と言われています。
また、腰は体の中心であるため、他の部位の影響を受けやすいという特徴もあります。
その中でも、特に腰に影響を与えやすい部位が頸椎です。
ベネットブラザーズ理論によると、頸椎と腰椎は密接に関係しており
頸椎に不調が出ると腰椎にも悪影響が及びやすく、逆に腰椎に不調があると
頸椎にも影響を与えやすくなります。
実際、臨床的にも頸椎ヘルニアと診断された方が
腰椎ヘルニアも併発しているケースは多いです。
今回は、どの治療院に行っても改善されなかった腰痛が
当院の施術で改善された症例についてお話しします。
現在、腰痛で悩んでいる方は、この記事を参考に
腰痛改善のヒントを見つけていただければと思います。
目次
改善が難しいと言われた腰痛が改善した症例
患者さん情報
- お住まい:尼崎市
- 症状:腰痛
- 年齢:30代後半
- 検査結果:ファセットテスト【+】、パトリックテスト【+】、頸椎伸展【+】
- 既往歴:頸椎ヘルニア
- 職業:車の運転が多く、慢性的な腰痛に悩んでいる
状態の詳細
この患者さんは、仕事で長時間車を運転するため、慢性的に腰痛を抱えていました。
検査の結果、腰椎の前弯が消失しており、ストレートランバーの状態でした。
また、過去に頸椎ヘルニアを患っており、首のだるさも慢性的に感じていたため
頸椎と腰椎の関節の動きが低下していることがわかりました。
ここで、ベネットブラザーズ理論を基に、頸椎ヘルニアが腰椎にも
影響を及ぼしている可能性が高いと判断しました。
施術経過
初診
初回の検査では、腰椎4番と頸椎4番に歪みが見られました。
まずは、頸椎に対して矯正を行い、腰椎への負担を軽減する施術を行いました。
2診目
2回目の施術では、腰椎の安定性を確保するために
インナーマッスルのトレーニングを組み込みました。
頸椎の歪みは残っていましたが、引き続き経過を観察しました。
3診目
関節可動域の検査では、頸椎の可動域が改善していることが確認できました。
腰痛も、腰椎4番に限局されるようになりました。
この回では、腰椎を支えている腸腰筋に焦点を当て、筋緊張を緩和する施術を行いました。
4診目
頸椎の歪みが改善され、慢性的な首のだるさも和らいでいました。
また、車の運転中に感じていた腰痛もかなり改善し、日常生活に支障がなくなりました。
5診目以降
現在では、頸椎と腰椎の歪みも改善され、長時間の運転でも腰痛が再発しなくなりました。
治療頻度を減らしつつ、再発防止のためにメンテナンスを続けています。
まとめ
今回は、どの治療院に行っても改善されなかった腰痛が
頸椎への施術によって改善された症例を解説しました。
慢性腰痛に悩んでいて、ストレッチや湿布をしても改善しない場合
腰以外の部分に原因が隠れている可能性があります。
今回の症例でも、腰とは別の部位に腰痛の原因がありました。
腰痛で悩んでいる方の多くは、腰そのものに対して治療を行うことが多いですが
根本的な改善には専門的な視点での原因分析が必要です。
鳴尾ぴっと骨盤整体院では、腰痛に対して多角的な検査を行い
さまざまな施術方法で改善のお手伝いをさせていただきます。
以下のようなお悩みをお持ちの方は、ぜひご相談ください。
- 慢性腰痛で、どの治療院に行っても改善されなかった方
- 坐骨神経痛や椎間板ヘルニアでお悩みの方
- 出産後に腰痛があり、日常生活に支障が出ている方
西宮にお住まいで腰痛にお困りの方は、ぜひ鳴尾ぴっと骨盤整体院までご相談ください。