スポーツ外傷を減らす3つの対策法とは?

2020年08月23日

皆さま、こんにちは!

 

今回のテーマ関節弛緩性は、

 

肩や膝などの関節に、

“一定の関節可動域から

逸脱した関節運動がある状態”です。

 

関節や筋肉の柔らかさを表す

「身体柔軟性」とは異なり、

関節の過度な“緩さ”を表しています。

 

そして、この関節弛緩性の要因には、

 

  • 先天的原因骨格の構造など)→元々のお身体の特徴として関節弛緩性がある
  • 各スポーツが持つ特性→スポーツ動作の継続で関節弛緩性が生じる
  • 怪我による関節支持機構の機能低下→関節を守る靭帯などが緩んでしまう

 

などが挙げられます。

 

前編では、

関節弛緩性の簡単なセルフチェックを

ご紹介致しましたが、

皆さまのお身体の状態はいかがでしたか?

 

まだご覧になっていない方は、

是非下のリンクからお進みください!

気になる関節の緩みを簡単チェック!

 

後編は、

 

  • 関節弛緩性がある場合に気を付けたいスポーツでの怪我
  • 関節弛緩性への対策

についての記事になります!

 

後編目次

関節弛緩性がある方は要注意!
スポーツ中に起こる怪我
♦肩関節前方脱臼
♦膝前十字靭帯損傷
♦足関節捻挫
関節弛緩性への対策
♦筋力アップ
♦テーピングやサポーターでの固定
♦正しいフォームのチェック

 

関節弛緩性がある方は要注意!
スポーツ中に起こる怪我

 

以前は、

身体の柔軟性が乏しいことが

怪我の原因となると言われていました。

 

しかし現在では、

関節が過剰な可動域を持つことも

怪我の原因となる可能性が報告されています。

 

関節弛緩性とスポーツ中の怪我との関係は

前編でもまとめておりますので、

そちらをご覧ください!

 

では、実際にどんな怪我が起こりやすいのか、

ご紹介いたします。

 

肩関節前方脱臼

 

1つ目は、肩関節前方脱臼です。

肩関節前方脱臼

 

肩関節に後方から強い力が掛かったり

腕を無理やり後ろへ引っ張られたりすると、

上腕骨の前方への脱臼が生じます。

 

ラグビーやアメフト、柔道で

よく起こる怪我になります。

 

肩関節はその構造自体が不安定です。

しかも細かい筋肉が多くあり複雑です。

 

その上さらに関節弛緩性が加わると、

関節のストッパー機能が効かず、

脱臼が起こりやすい状態になるのです。

 

膝前十字靭帯損傷

 

2つ目は、膝前十字靭帯損傷です。

膝前十字靭帯損傷

 

多くの場合が

膝関節にねじれが生じたときや

強い力が掛かったとき

膝関節の真ん中にある靭帯の損傷が生じます。

 

サッカーやバスケットボール、格闘技で

多く見られる怪我になります。

 

関節弛緩性があると、

膝関節に掛かるねじれの力が大きくなり、

靭帯損傷のリスクが高まります。

 

ちなみに、

膝前十字靭帯損傷の発生頻度は

男性よりも女性で多くなります。

 

その理由の一つとして、

関節弛緩性が女性に多く見られることも

考えられています。

 

足関節捻挫

 

3つ目は、足関節捻挫です。

足関節捻挫

 

スポーツ動作の中で

滑ったり、ジャンプから着地したりしたとき

足首をひねることで生じます。

 

体操競技や野球、テニスで

よく見られる怪我になります。

 

関節弛緩性があると、

捻挫の重症度が増してしまったり、

2度3度と再発のリスクも高まります。

 

関節弛緩性への対策

 

前編でのセルフチェックで、

点数が4点以上だった方は、

関節弛緩性があるとされています。

 

セルフチェックのおさらい

 

手首を下に曲げたとき、親指と腕がくっ付く

→片手のみは0.5点、両手は1点

 

肘を伸ばしたとき、
 上腕に対して前腕が15°以上下がる

→片腕のみは0.5点、両腕は1点

 

腕を上下から背中に回したとき、指が繋げる

→片方のみは0.5点、両方は1点

 

脚を伸ばしたとき、
 太ももの長軸と下腿の長軸が10°以上開く

→片脚のみは0.5点、両脚は1点

 

足首を最大限に曲げたとき、
 すねとの角度が 45°より小さい

→片足のみは0.5点、両足は1点

 

前屈をしたとき、手のひらが床につく

→当てはまると1点

 

両足の爪先を外に向けたとき、
 間の角度が180°になる

→当てはまると1点

 

詳しい方法はこちらから!

気になる関節の緩みを簡単チェック!

 

 

点数が4点以上で、

スポーツ動作に不安がある方は、

次の対策法を取り入れてみてください!

 

  • スポーツ中の怪我の予防
  • スポーツパフォーマンスの改善

などに効果的です!

 

筋力アップ

 

関節の周りにある筋肉を鍛えて

関節弛緩性による関節の動揺を抑えます。

筋力アップ

 

テーピングやサポーターでの固定

 

関節運動が大きくなりすぎないように、

テーピングやサポーターで制御します。

テーピングやサポーターでの固定

 

正しいフォームのチェック

 

自分では気づかないうちに、

関節に負担のかかるフォームが

身に付いてしまっている場合もあります。

 

鏡や携帯電話のビデオ機能を使って、

フォームを確認することも大切です!

正しいフォームのチェック

 

場面に応じて、

これらの対策を取り入れて、

安全に楽しくスポーツをしましょう!

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

前編、後編に渡り関節弛緩性について、

 

  • 簡単なセルフチェック法
  • スポーツ中に起こりやすい怪我
  • 関節弛緩性への対策法

 

をご紹介致しました!

 

怪我の予防や、

パフォーマンスの向上には、

ご自身のお身体の状態や特徴を

知ることが大切です。

 

是非、今回の内容を参考にしてみてください!

 

スポーツ中の動作で痛みがある方、

その他、お身体の不調でお困りの方は

一度プロにご相談することをお勧め致します。

 

 

鳴尾ぴっと骨盤整体院

 

ご予約、お問い合わせの際は

お電話にてお待ちしております。

 

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