肩の痛みと痺れ|原因と効果的なセルフケアを整体院が解説
2021年10月10日
皆さま、こんにちは!
西宮の鳴尾ぴっと骨盤整体院です。
- 電車やバスの吊り革を持つ
- 洗濯物を干す
- 高いところから物を取る
こんな時、肩や腕が痺れることはありませんか?
上記の症状をお持ちの場合、普段の姿勢などが原因で、肩や腕を通る神経や血管に負担がかかっていることが考えられます。
そしてこのような症状は単なる肩こりではなく、「胸郭出口症候群」と呼ばれます。
いつもの肩こりが酷くなっただけ、と放っておくとさらに症状が悪化し、治るまでの時間も長くなります。
今回の記事は、腕を高くあげる時に、肩や腕に違和感を感じている方におすすめです。
症状の予防・改善に効果的なセルフケアの方法もお伝えしますので、是非最後までご覧くださいませ。
目次
痺れの正体、胸郭出口症候群とは?
胸郭出口症候群とは、首から腕にかけて走行している神経の束(腕神経叢)や血管が圧迫されることで起こる症状です。
※右側の鎖骨と肋骨の周辺にある神経や血管
画像のように神経や血管の通り道が様々な原因によって狭くなることで、神経や血管が圧迫されてしまうのです。
胸郭出口症候群は、神経や血管が圧迫される部位によって、次の3つのタイプに分かれます。
斜角筋症候群
首の運動に関わる斜角筋によって神経や血管が圧迫されて症状が出るタイプです。
- 筋肉質
- いかり肩
の方に多く見られ、男女比は2:1と言われています。
肋鎖症候群
鎖骨と肋骨の間が狭くなり、この部位で神経や血管が圧迫されて症状が出るタイプです。
斜角筋症候群とは反対のなで肩の方に多く見られます。
肩が下がってなで肩になると、鎖骨と肋骨の距離が近くなり、肋鎖症候群のリスクが高まります。
小胸筋症候群
小胸筋と烏口鎖骨靭帯という靭帯の間が狭くなり、この部位で神経や血管が圧迫されて症状が出るタイプです。
巻き肩によって、小胸筋が短縮してしまっている方に多く見られます。
胸郭出口症候群の症状
胸郭出口症候群の代表的な症状は以下のものがあります。
- 肩から腕、指先にかけての鋭い痛みや痺れ
- 腕全体のだるさ
- 握力の低下
- 指先の細かい動作ができない
- 手のむくみや冷え
また、腕神経叢には自律神経も含まれるので、
- 頭痛
- めまいや立ちくらみ
- 睡眠障害
- 胃腸障害
など、自律神経の働きが阻害されることによる症状が伴うことがあります。
症状が出るタイミングは、午前中よりも日中の疲れが出てくる午後になる傾向があります。
胸郭出口症候群の原因
以下のような生活習慣がある方は、胸郭出口症候群になりやすいです。
ご自身の現状と照らし合わせてチェックしてみてください。
- 日頃から家事(買い物袋を持つ、洗濯物を干すなど)をする
- 長時間のデスクワークをする
- 投球動作、ラケット動作が含まれるスポーツをしている
- よく腕を高く上げる動作をする(黒板の板書など)
- 猫背・ストレートネックなどの不良姿勢で作業をする
いかがでしょうか?
このような生活習慣は、胸郭出口症候群の症状の原因となる、神経や血管の圧迫を引き起こします。
当てはまる項目があった方、要注意です!
胸郭出口症候群の症状を予防・改善するためのセルフケア
それでは、胸郭出口症候群の症状を予防・改善するためのセルフケアをご紹介致します。
- 肩を揉んでも痛みや痺れが残る
- 猫背・巻き肩のような不良姿勢が気になる
という方は、是非行ってみてください!
セルフケア①
- 肘を肩と同じ高さで90°に曲げます
- 手から肘までを壁にくっつけます
- 胸を突き出すようにして鎖骨の下辺りを伸ばします
- そのまま30秒キープしましょう
- 反対側も同じように行います
セルフケア②
- 右手で左耳を上から覆います
- 首を右に倒します
- 左腕は身体の後ろに回します
- そのまま30秒キープしましょう
- 反対側も同じように行います
胸郭出口症候群についてのまとめ
いかがでしたか?
この記事が、現在、肩や腕に違和感を感じている皆さまのお悩み解決につながると幸いです。
また、当院は猫背矯正を専門としております。
- 猫背を改善したい
- 不良姿勢による症状を緩和したい
そうお考えの方は、一度当院までご相談くださいませ。
鳴尾ぴっと骨盤整体院
ご予約、お問い合わせの際は、お電話にてお待ちしております。