歩き方は大丈夫?骨盤のゆがみ、腰痛につながる歩行姿勢とは?
2020年11月11日
皆さま、こんにちは!
今回注目するのは
普段の「歩行姿勢」です!
皆さまは
ご自身がどんな歩き方をしているか
ご存知でしょうか?
「歩行」は「姿勢維持」と並んで
生きていく上で必須です。
そして、主に両脚を動かすことで
身体を移動させる「歩行」は
骨盤が動作の中心となります。
ということは
「姿勢維持」と同じく「歩行」にも
骨盤の安定性が関係するということです!
しかし「歩行」は
ほとんど無意識に行える動作なので
- 身体に負担のある歩き方
- 筋肉を上手に使えていない歩き方
になっていても
気づかないことがあります。
このような歩き方の場合
骨盤の安定が取れていないことが多く
特徴的な「歩行姿勢」が見られます。
その歩行姿勢とは
一体どんなものなのか
気になる方は是非最後までお読みください!
目次
前編目次
歩行に欠かせない筋肉“中殿筋”
♦️中殿筋はココにある!
♦️中殿筋が持つ重要な役割
骨盤が安定していない歩行姿勢とは?
♦️トレンデレンブルグ肢位
♦️デュシャンヌ肢位
後編目次 *11月14日(土)更新
歩行姿勢をチェック!
♦️正面から見た歩行姿勢
♦️横から見た歩行姿勢
♦️足跡もチェック
正しい歩行姿勢のためのセルフケア
♦️中殿筋エクササイズ
歩行に欠かせない筋肉“中殿筋”
人間が歩くときに働く筋肉は
- 大腿四頭筋(太もも前面の筋肉)
- 腸腰筋(股関節の筋肉)
- 前脛骨筋(すねの筋肉)
など沢山あります。
今回ご紹介するのは
歩行時に骨盤の安定に働く筋肉である
「中殿筋(ちゅうでんきん)」
という筋肉です!
中殿筋はココにある!
中殿筋は骨盤の後ろ側
お尻にある筋肉になります!
中殿筋以外に、
- 大殿筋(だいでんきん)
- 小殿筋(しょうでんきん)
があります。
大殿筋は聞いたことがある方も
多いかと思います。
お尻の一番外側の大きな筋肉ですね!
中殿筋は大殿筋の内側にあって
大殿筋よりも少し小さめの筋肉です。
中殿筋が持つ重要な役割
この中殿筋は
私たちの歩行動作に欠かせない筋肉です!
中殿筋の働きとして
- 股関節の外転
- 歩行時の骨盤の安定
があります!
股関節の外転
中殿筋が収縮すると
イラストのように脚が外側に開きます。
これを股関節の外転と言います。
歩行時の骨盤の安定
いつもの歩行動作を
イメージしてみてください!
両足が地面についている時と
片足しか地面についていない時が
ありますよね?
中殿筋が活躍するのは
「片足しか地面についていない時」です。
歩行の一連動作の中で
片脚立ちのような姿勢になった時に
股関節を固定して骨盤を安定させます!
骨盤が安定していない歩行姿勢とは?
このように歩行時の骨盤の安定に
欠かせない中殿筋ですが
筋力が弱いと本来の役割が果たせなくなります。
中殿筋の筋力不足によって
歩行時の骨盤の安定が取れなくなった結果
- トレンデレンブルグ肢位
- デュシャンヌ肢位
という特徴的な歩行姿勢が
見られることがあります。
難しい名前なので
“中殿筋が弱るとこんな姿勢になる”
という感じで覚えて頂ければ大丈夫です!
トレンデレンブルグ肢位
トレンデレンブルグ肢位とは
イラストのように骨盤が片方に傾いた
歩行姿勢になります。
片脚立ちになった時に
支持側とは反対の骨盤が下に傾きます。
デュシャンヌ肢位
デュシャンヌ肢位も
歩行時に骨盤が片方に傾いた
歩行姿勢になります。
こちらは、片脚立ちになった時に
支持側の骨盤が下に傾きます。
これらの歩行姿勢は
中殿筋が作用していないため
骨盤を正しく留めておけないことが原因です。
骨盤がグラグラしていて
歩くたびに骨盤が大きく動くので
身体にはとても負担がかかります。
特に、
- 腰痛
- 膝の痛み
- 足首の痛み
などに繋がります。
歩いている時に
- 肩や体幹が左右に傾く方
- 片脚立ちの時膝が曲がってしまう方
要注意です!
まとめ
いかがでしたか?
歩行時に骨盤を安定させるために
中殿筋という筋肉が活躍します。
この筋肉の力が低下すると
骨盤が左右に大きく傾く
特徴的な歩行姿勢が見られます。
放っておくと
お身体の痛みにつながります!
後編にて
歩行姿勢のチェック方法を
ご紹介致します。
今回の記事で
ご自身の歩行姿勢が気になった方は
後編も是非ご覧ください!
後編は11月14日(土)の更新です。
骨盤や姿勢のゆがみでお困りの方
肩こり、腰痛などお身体に不調がある方
一度当院までご相談くださいませ。
鳴尾ぴっと骨盤整体院
ご予約、お問い合わせの際は
お電話にてお待ちしております。
0798-56-8036