正しい姿勢に必要な筋肉と効果的なセルフケアを西宮の整体院が解説
2021年08月15日
皆さま、こんにちは!
西宮の鳴尾ぴっと骨盤整体院です。
皆さま、「抗重力筋」という言葉をご存知でしょうか?
抗重力筋とは字の通り、重力に抗って姿勢を維持する働きを持つ筋肉のことです。
年齢と共に抗重力筋の筋力が衰えてしまうと、重力に対して姿勢を維持することが難しくなり、
- 骨盤のゆがみ
- 背骨の曲がり
- お尻のたるみ
などに繋がってしまうのです。
今回は、この抗重力筋についてさらに詳しくご紹介致します。
是非、最後までご覧くださいませ!
目次
姿勢保持に重要!抗重力筋はどこにあるのか?
抗重力筋は、身体のある一部にだけ存在する筋肉ではありません。
歩く、立つ、座るなど全ての動作において、重力に抵抗しながら姿勢を維持するため身体中に存在する筋肉です。
具体的には、以下の筋肉が抗重力筋として働きます。
- 胸鎖乳突筋(頸部)
- 腹筋群・腸腰筋(体幹部前面)
- 脊柱起立筋・広背筋(体幹部後面)
- 大殿筋(殿部)
- 大腿四頭筋(大腿部前面)
- ハムストリングス(大腿部後面)
- 前脛骨筋(下腿部前面)
- 下腿三頭筋(下腿部後面)
正しい姿勢と抗重力筋の関係
立っている時の正しい姿勢は、
- 耳介(耳たぶ)
- 肩峰(肩の中心)
- 大転子(股関節の付け根)
- 膝蓋骨後面(膝のお皿の少し後ろ)
- 外果前方(外くるぶしの前方)
の5つのポイントが直線で結べるような姿勢です。
そして、この姿勢が重力に対して一番効率よく身体を支えることができる姿勢と言われています。
この姿勢を維持したり、重心のズレを補正したりするのが、抗重力筋です。
身体の前後からバランスが崩れないよう互いに作用しあっているのです。
- 鏡で見たときにイラストのような姿勢がとれない
- 背中が丸まっている
- いつも同じ部位が疲れる
というような方は、抗重力筋がうまく働いていない可能性があります。
抗重力筋に必要なケアでし姿勢を正しく
抗重力筋に対するストレッチ
抗重力筋は、姿勢を維持するために常に働いています。
場合によっては、
- ハイヒールを履いて歩く
- 重労働
- 長時間のデスクワーク
などで、必要以上の負担がかかっている場合があります。
そのためストレッチでしっかりと解してあげる必要があります。
抗重力筋に対するエクササイズ
一方で、座りっぱなしや横になる時間が長いと、下肢にある抗重力筋は衰えてしまいます。
その結果、
- ロコモティブシンドローム(筋肉の機能低下)
- フレイル(心身の虚弱)
のリスクが高まります。
日々のストレッチだけでなく、抗重力筋を鍛えるためのエクササイズも大切です!
抗重力筋に効果的なセルフケア
抗重力筋に効果的なセルフケアとして、ストレッチとエクササイズを1つずつご紹介致します。
- 正しい姿勢を維持したい方
- 身体のゆがみを予防したい方
- いつまでも健康的な生活をしたい方
にオススメです。
ご自宅で簡単にできるので、是非実践してみてくださいね。
ストレッチ
あぐらをかいて背すじを伸ばします
両腕を頭の上に挙げ、右手で左手首を掴みます
右手で左腕を引っ張るように上体を前に倒します
そのまま30秒キープしましょう
反対側も同じように行います
これは、抗重力筋の中でも凝り易い背中側の筋肉のストレッチになります。
エクササイズ
階段を使います
もも上げをしながら階段を一段昇ります
両脚揃ったら、階段を一段降ります
これを20回繰り返しましょう
これは、抗重力筋の中でも衰え易い、下肢の筋肉のエクササイズです。
姿勢に必要な筋肉のまとめ
いかがでしたか?
抗重力筋という言葉、初めて聞く方もいらっしゃったかと思いますが、重要性についてご理解頂けましたら幸いです。
筋肉は年齢と共に、衰えてしまいます。
いつまでも綺麗な姿勢で、健康な生活を送るために、抗重力筋のケアをしましょう!
また、当院は骨盤矯正を専門としております。
国家資格を持ったプロが患者さまお一人お一人のゆがみを細かく分析し、適切な治療を行います。
ご自身の姿勢について悩んでいる方、当院まで一度ご相談くださいませ。
鳴尾ぴっと骨盤整体院
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